今月も
1ヶ月が経ち、先月より20センチくらい背が高くなっていた。
とても可愛い、秋の風に揺れている姿。
今日は青空だった。
通院では、まとめて1ヶ月分の薬をもらう。
どうか1ヶ月なるべく
失うものが少しであってほしい、
たった、一晩で
躁転 鬱転 したら
一瞬にしてなくなるものがある
私の仕事は、「何もしない」
を、徹底して遂行することだ、と
いつも心に決めていて
様々な衝動を抑え、刺激に耐えて、
静かに穏やかに時間をやり過ごすのだと
言い聞かせる。
けれどいつの間にかそれが分からなくなって
愕然とするのだけれど
また来月も通院する、この植え込みを通る。
年末年始は胸が痛くてざわざわするから好きじゃない、クリスマスで躁転しそうで怖くてたまらない、のだけれど
目の前にある愛おしい何かを、
ちゃんと受け止められるように
まずは11月を、過ごすことだけ考えた。
今日の贈り物、しっぱい
さいごのさいごで糸が切れてしまった。
ごめんね。
つぎは丁寧に作り直そう。
身体が鉛のように重い
昨晩、家事もできないくらいに
身体が鉛のように重たくて動けず
とてもしんどかった
かれこれ10年ほど
月に何度かこのような症状が出る
一歩一歩、部屋を歩くことさえ苦痛
まるで両足に重石をつけながら
身を引きずるように感じる
いつもの何倍も
重力を受け入れている気がする
深い憂鬱と明日への不安を解消するために
できる限りのことを尽くす
あらゆることが一旦
止まってほしい
秋の空を舞う落ち葉のように
カラカラとあてもなく軽やかに
風に身をまかせて
飛び立つ鳥がおとした羽のように
はらはらと自由に揺れて
風に身をまかせて
一枚、としての浮遊を夢見る